RingConnを選んだ決め手は、全機能に追加費用がかからないことです。設定を何度も変えて試す間も、費用の心配がありませんでした。
しかし、リングで記録しても、夜の緊張の原因が分かるとは限りません。実際に試すと、データの細かさと記録を続ける手間が問題になりました。
この記事は、体感だけでは原因が分からない理由、データの細かさと手間の問題、3機種の費用の違いの順に書きます。
体感だけを頼りにすると、原因が分からない
体感だけでは、緊張したという結果しか覚えておけず、原因になった時間帯や行動は分かりません。夜に緊張しているという感覚は何度もありました。
緊張がいつ頃始まったのか、直前に何をしていたのかは、あとから思い出そうとしてもはっきりしませんでした。経過を記録していなかったためです。
日次の集計では、時間帯ごとの変化が分からない
RingConnからCSVで書き出したデータは、思っていたほど細かくありませんでした。心拍数やHRVは日次の平均・最小・最大にまとめられていて、時間帯ごとの変化は分かりません。
緊張が何時頃始まったのかを調べるには、日次の集計は大まかすぎました。
記録を細かくすると、続ける手間が増える
記録を細かくする設定を選ぶほど、続ける手間が増えました。
Apple Healthを通しても、記録を全部自動にはできない
RingConnはApple Healthと連携でき、心拍数やHRVを時刻ごとの記録として書き出せます。ただし、この連携をバックグラウンドで安定して動かすには、iOSの「バックグラウンド更新」を有効にし、アプリを定期的に開いておく必要がありました。
細かい単位で自動に書き出すには、有料プランが必要になる
Health Auto Exportというアプリで、Apple Healthのデータを外へ自動で書き出せるかを試しました。ダッシュボードの表示は無料で、買い切りのBasicプランは手動でのエクスポートが中心です。Google Driveなどへ決まった頻度で自動的に書き出すには、Premiumプランが必要です。
記録する範囲を狭めると、検証を続けられる
細かい自動化を目指すより、記録する範囲を狭めるほうが検証を続けられました。エクスポート設定を細かく詰めるほど、データを見て行動を変えるという本題から離れていったためです。
最終的に、食事・運動・睡眠・一日の過ごし方を一言ずつ記録し、緊張を感じた日だけ、おおよその時刻を書き足すやり方に決めました。
3機種のうち、追加費用がかからないのはRingConnとSOXAI RING 2
RingConnは、機能を使うための追加費用が一切かからないので、試行錯誤の検証に向いていました。3機種の費用は次のとおりです。
| 機種 | 本体価格(税込) | 月額・年額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Oura Ring 4 | 52,800円〜74,800円(色で異なる) | 月額999円または年額11,800円 | フルに使うにはメンバーシップが必要。メンバーシップがなくても、Webのメンバーシップハブからデータのエクスポートを依頼できる |
| SOXAI RING 2 | 39,980円 | 不要 | 買い切り |
| RingConn Gen3 | 59,800円〜61,800円 | 不要 | 血管ヘルス傾向や睡眠時呼吸トラッキングを含む全機能が追加費用なしで使える |
Oura Ring 4は、全部の機能を使うには月額999円または年額11,800円のメンバーシップに入る必要があります。SOXAI RING 2は月額が不要ですが、本体は39,980円で、Apple Health連携を含む細かい使い勝手はここでは比べていません。比べたのは費用だけで、計測の精度ではありません。
道具を選んだあとも、記録のやり方を調整し続ける
数値を見える形にする道具は、自分の感覚を否定するためではなく、感覚では分からない部分を数値で足すために使います。
自分の不調の原因は自分がいちばん分かっているという思い込みが、原因の究明を妨げていたと思います。粒度や自動化を突き詰めるより、まず追加費用なしで試せることを優先するなら、RingConnは検討に値します。気になる方は、公式ページでサイズやカラーを確認してみてはいかがでしょうか。