◯◯における豊かさのオルタナティブ– category –
-
孤独で寿命が縮むというけど、孤独とは何なのか?好きなことに没頭しているときは孤独なのか?
研究で言う孤独は、3種類あります。さびしいと感じていること、接触する人が実際に少ないこと、一人で暮らしていることです。 しかし、好きなことに没頭して一人でいる時間は、この3種類のどれに入るのでしょうか。私は完全在宅勤務で、人といると気遣いす... -
外注費を減らすなら、内製化の前に、いま雇っている人の空き時間を数える
外注費を減らそうとして、私は1枚の表を作りました。外に出している仕事の時間単価、いま時給で雇っている人の時給、月額で使えるAIエージェントの料金。3つを縦に並べて、安い順に仕事を落としていけば答えが出ると思っていました。 同じ悩みで検索すると... -
AIの情報に追いつけないなら、次に見る時刻を決める。間隔は、対象が実際に変わる速さに合わせる
ついついTwitterを見てしまう、と自分で口に出したことがあります。理由もその場で言えました。AIの情報に乗り遅れてないか、というところです。1時間前に開いた画面をもう一度開いても、たいてい何も増えていません。それでも開きます。 追いつけないと感... -
独自性を上げても苦しさは減らない。減るのは没頭できる先が増えたとき
夜の11時半に、それは来ます。何か自分にしかできないことをしていないと落ち着かない、という感じです。ドラムでも仕事でも同じで、手が空いた瞬間にやってきます。40歳になれば消えるものだと思っていましたが、消えませんでした。 この状態は、たいてい... -
任せた仕事を結局自分で見直すのは、相手を信用できないからではなく、合格の線が自分の頭の中にしかないからである
任せたはずの仕事を、結局は自分で最初から見直している。渡すときに説明した時間と、返ってきたものを直した時間を足すと、自分でやったほうが早かった。そんな計算を月末にしたことのある方は、多いのではないでしょうか。 よく言われる答えは、だいたい... -
会社が長くもつかどうかは、決めたかどうかではなく、決める場所を選んだかで決まる
役割が曖昧だ。誰が責任者なのか、社内の誰に聞いても同じ答えが返ってこないし、評価の基準も言葉になっていない。うちはずっとこれでやってきた、と思いながら、これでいいのかとも思っている。 外から言われることは、だいたい決まっています。役割を定... -
スマホ対策が続かないのは意志が弱いからではない。設定を元に戻すのが自分だからである
通知を切りました。画面をグレースケールにしました。SNSのアプリをホーム画面から外して、フォルダの奥にしまいました。夜は寝室に持ち込まないと決めました。それが3週間後には、全部元に戻っている。 よく言われる答えは、だいたい3つです。意志が弱い... -
匿名は隠れるための選択ではなく、実名では書けないことを書くための選択である
仕事で分かったことがある。それを誰かに伝えたら役に立つはずだという感覚もある。 けれど、書けない。会社の名前を背負っているし、扱っているのは社内の話です。そう思って、何も書かないまま何年も過ぎている方は、多いのではないでしょうか。 匿名な... -
優秀な人が辞めるのは、待遇ではなく、この会社にしかないものが消えたからである
「少し、お時間をいただけますか」。そう切り出してくるのは、たいてい辞めてほしくない人のほうです。優秀な人ほど他社からも欲しがられ、抜けられると痛い。引き止めたいのに、差し出せる手が見つかりません。 引き止めの手として挙がるものは、だいたい... -
外注をやめる判断は、コストではなく解約後に残るもので決める
「この外注、やめたほうがいいのだろうか」。そう検索窓に打ち込んだことがあるなら、この記事はあなたのために書かれています。毎月の請求書を見ながら、自社でやったほうが安いのではないかと考える。けれど社内に人はいないし、止めた瞬間に業務が回ら... -
日本の組織の曖昧さは、関係を切らないための装置である
誰の手柄か分からない。評価の基準が見えない。あの人が何をしたのか、自分が何を評価されたのか、最後まで明示されない。そして貸し借りだけが延々と続いていく。 日本企業の曖昧さがおかしい、と検索したことがあるかもしれません。出てくる答えは、驚く... -
専門性がないという弱点は、5億年前から続く生き残り戦略である
「浅く広くのキャリアなので、市場価値に不安があります」「器用貧乏で、アピールできる専門性がないのがコンプレックスです」。そう検索窓に打ち込んだことがあるなら、この記事はあなたのために書かれています。 検索して出てくる答えは、だいたい決まっ... -
趣味が昔のように楽しめないのは、体力ではなく採点の問題である
昔は夢中だった趣味が、いまは疲れて続かない。体力が落ちたのだろう、もう歳だから仕方ない。そんなふうに片付けかけている方は、多いのではないでしょうか。 私の場合、それはドラムでした。10代の頃は1日数時間、好きなバンドの曲を叩き続けられたのに... -
AIの価値を効率で測ると、いちばん大事なものを取りこぼす
頭の中で同じ考えが何度もめぐって、なぜか落ち着かない。AIを使えば作業は速くなるはずなのに、そのざわつきだけは消えてくれない。そんな感覚に心当たりのある方に向けて書いています。 AIの価値は、ふつう効率の言葉で語られます。速く書ける、時間が浮... -
年収1,000万円からの働く時間。増やすべきか減らす(空ける)べきか
20代の頃、土日も全力で働いていた時期が、本当に必要だったのか。そう振り返ることがあります。数字は伸びたので無駄ではなかったはずですが、あのときもっと空白を取っていれば、結果はかえって良くなっていたのではないか、とも考えることがあります。 ... -
剥がす——ポスト資本主義の正体は、プレ資本主義だった
給与制度・評価制度の設計の責任者に携わっているとき、ふと手が止まりました。制度の精度をどれだけ上げても、それは人の働き方に新しい層を一枚かぶせているだけではないか、と感じたのです。足せば良くなる、精度を上げれば改善する。経営学ではそう信... -
発散をやめて空いた余白の扱い方
私は付き合いでしか酒を飲みません。煙草は一切吸わず、ギャンブルもせず、いわゆる女遊びもしません。 世間ではこうした営みを、息抜きや発散と呼びますが、これらをすべて手放すと、その分の時間と意識に、ぽっかりと空白が生まれます。この空白の価値は... -
無理に動かない——無目的の時間を、予定で壊さないために
休めない人がいます。かくいう私がまさにそうでした。今も休めている感じがしないですが、以前よりはかなりマシになっています。 こうした人が、楽器演奏や瞑想のように目的を持たない時間を持とうとすると、決まってある壁にぶつかります。無目的の時間を...
