ドラムの上達に最も最適な練習間隔とは?

1日置いて叩いてみたら叩けた。そういうことが、私には何度かあります。

一般的にドラムの練習は毎日続けることと、練習時間を増やすことが重要だと言われています。

私は完全在宅勤務です。さらに、自宅にローランドの電子ドラムがあるため、朝起きてから寝るまでに何度でも叩けます。練習間隔は自由が効きます。

そこで考えたのは、回数を増やせば鍛錬のスピードも上がるのではないか、ということでした。

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1日の中で複数に分けて練習した場合は?

3時間から4時間おきに叩き直しても、上達までの日数は縮みません。歯の模型にピンを差す、細かい手の動きを使う課題で測った研究によると、1回分の上達をするまでに、24時間かかると言われているからです。

ピンを差す練習をやめたあとに上達したのは24時間後だけでした。12時間後には上がらず、その12時間が睡眠を含んでいても同じでした。(Lugassy ら2018年の報告 SLEEP 41巻9号zsy123)。

30分を4回に分けるメリットは、疲れ対策にある

次に一回あたりの練習時間を少なくした場合はどうでしょうか。

30分を4回に分けた場合、あるメリットがあります。それは疲れによる集中力が下がってしまうことを防ぐことです。まとめて3時間叩くと、疲れて集中力が途切れたあとの30分は、量としては積み上がるのに、上達として残りづらいです。

分散して練習したほうが良い場合とは、疲れによる集中力低下を防ぐ意味では成り立ちます。

分割練習のポイントは、叩く時間と休む時間の比も重要

30分のショートスパンの場合は、休む時間より叩く時間を長くするほうが良いという実験があります。

1回の休み方については、測られた結果があります。1回の試行の長さと、試行間の休憩を4通りに組み替えながら、159人が左手で4-1-3-2-4という並びを繰り返し打ちました。10秒打って30秒休む群では、そのあと300秒まとめて休んでも、改善がほとんど出ませんでした。30秒打って10秒休む群では、大きな改善が出ました。(GuptaとRickard の2022年の報告 npj Science of Learning 7巻25号)。

秒の単位で測られた結果なので、30分の練習にそのまま当てはまるとは言えません。それでも、1分叩いて2分休むような組み方は鍛錬には適切ではなく、ある程度の連続性の中で鍛錬をする必要があると言えます。

24時間タームで空けて、それぞれ異なる練習をする

長時間練習は避けるべきです。長くまとめて叩いても、疲れが蓄積し、集中力が落ち、上達が遅れてしまいます。

一つのスキル、例えばスティックコントロールを朝30分練習したら次の練習は24時間空けます。次にパラディドルを昼に30分練習したら、次の練習は24時間空けます。こういった具合に練習するタームを空けるのです。

実験によると、短いタームで練習する場合、却って上達が遅れてしまう結果も出ています。(Cantarero、Lloyd、Celnik の2013年の報告 Journal of Neuroscience 33巻11号4634-4641頁)

私のようにドラムを上達したいと考える方は多いと思います。この24時間タームの分割練習を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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