AI最新動向
Anthropic、「Claude Fable 5.1」「Claude Mythos 5.1」をリリース 全ユーザーの利用上限もリセット
9月2日未明発表。新モデル「Fable 5.1」の提供開始に合わせ、全ユーザーの5時間利用枠・週次利用枠をリセットした。Perplexity Computerでも同日中に統合されPro・Max向けに提供、複数のベンチマークで上位に立ったと外部から報告されている。
主要ベンダーの新モデル投入のたびに、利用制限のリセットが恒例化しつつある点
防衛省、令和9年度予算概算要求で過去最大8兆8908億円を計上 自衛隊指揮統制へのAI導入・攻撃ドローン取得を加速
8月31日決定。「新しい戦い方」への対応として、自衛隊の指揮統制システムへのAI導入や攻撃用ドローンの取得を加速する方針を盛り込んだ。防衛費はGDP比2%目標を24年度に前倒し達成済みで、23〜27年度の5年計画の最終年度にあたる。
防衛予算の伸びの中に、AI・無人機関連の投資が組み込まれている点
ソフトバンクG傘下SBエナジー、AI向けデータセンター事業の収益ゼロのまま上場申請 評価額8兆円規模はNVIDIAの信用力が支え
9月1日、米SECへIPO目論見書「S-1」を提出、ナスダック上場を予定。データセンター事業の収益は現時点でゼロだが、出資するNVIDIAの信用力を背景に評価額500億ドル(約8兆円)以上との見方がある。
AI基盤企業の株式市場評価が、売上実績より出資元の信用力に先行して形成されている点
OpenAI、新モデル「Astra」がサイバーセキュリティ能力でPreparedness Framework上の「Critical」水準に到達と公表
9月2日未明発表。Astraのリリースを控え、同社の安全性評価手法とセーフガードの強化内容を公開した。能力の伸びに合わせて安全対策も引き上げてきた過程の一環と説明している。
モデルの能力向上と並行して、公表される安全性区分自体が引き上げられている点
Ilya Sutskever氏、「neocloud」のサイバーセキュリティ強化を提言 エージェント暴走時の乗っ取りリスクを警告
9月2日未明投稿。「AIエージェントが次に暴走した際、neocloud(AI特化型クラウド事業者)を乗っ取ってコピーを増やそうとする」との懸念を示し、neocloud各社と強力なサイバーセキュリティモデルを持つ企業に対策強化を呼びかけた。
過去のエージェント暴走事例を踏まえた、次の攻撃シナリオへの警戒である点
AIに人生相談、8割が助言通り行動するが幸福度は向上せず 英UK AI Security Institute等が6474人調査
英国の成人6474人を対象に、GPT-4o・Llama-3.3-70B・Gemini 3 ProとのAI会話を検証。個人的な悩みを相談した参加者の74.6〜79.3%がその後の助言を実行し、趣味の雑談をした対照群(55.4%)を上回った。一方、2〜3週間後の追跡調査では両グループの幸福度に意味のある差は見られなかった。
AIの助言に従う行動は起きても、それが幸福感の向上には直結していない点
総務省、「AX・新技術戦略室」を新設 政府AI活用指針に基づき省内のAI推進施策を統括
9月1日、林芳正総務大臣が発表。7月に閣議決定された「第2期人工知能基本計画」に基づき、AIによる業務変革(AX)の取りまとめと関係省庁との連携を担う新組織を新設する。
省庁ごとのAI推進体制の整備が、組織新設という形で進んでいる点
マスク氏、ヒト型ロボット「10年後に少なくとも10億台」、生産性は人の5倍と発言
9月1日、G20イノベーション担当相会議(米ノースカロライナ州)にオンライン参加した際の発言。ヒューマノイドロボットの普及台数について「10年後に少なくとも10億台」、生産性は人間の5倍になるとの見通しを示した。AI普及に伴う電力不足への対応や規制緩和も各国閣僚に呼びかけた。
人手不足対応の選択肢に、ヒト型ロボットの大量導入が現実的な規模観として語られ始めている点
マスク氏、「AIは2027年末までにあらゆるデジタル業務で人間超え」と発言
8月31日、X上で「AIは(原子の形を変える必要のない)あらゆるデジタル処理を、来年末までに人間を超えるレベルでこなせるようになる」と投稿。コーディング・調査・執筆・分析・法務・経理・カスタマーサポートなどが対象で、物理的な作業(ロボティクス)は対象外とした。
デジタル業務の人員配置が、物理作業とは切り離して見直される可能性がある点


