Claudeの回答が長くて読むのが大変なとき、設定欄の「Claudeへの指示」に足す文は2つです。どちらにも文字数は書きません。
しかし、最初に思いつくのは「回答は何文字以内」という上限ではないでしょうか。私がClaudeに相談したときも、最初に出た案は「回答は原則5行以内」でした。上限を書くと、メール文案や問題点の洗い出しのような、全部出してほしいものまで削られます。
AIが出す情報はこれから増えます。受け取る量を減らさないと、こちらの脳がもちません。この記事では、貼る文と場所を先に書き、そのあとで、なぜ上限を書かないのかと、効いているかの確かめ方を書きます。
設定欄の「Claudeへの指示」に、2つの文を貼る
まず、貼る文です。次の6行をそのまま貼ります。
【出し方】
回答は、頭の中で一度書き切ってから、清書だけを出す。
検討の途中、言い直し、迷い、独り言は清書に残さない。
【分量】
相談・質問への回答は、結論と理由を短く。詳細は私が求めたときだけ。
文案・一覧・問題点の洗い出しなど、成果物を頼まれたときは全部出す。
貼る場所は、画面左下のイニシャルをクリックして開く「設定」の中の「Claudeへの指示」欄です。公式ヘルプは、ここに書いた指示はClaudeとのすべての会話に適用される、と書いています。私はこの6行を設定欄の先頭に置き、その下に、もとからあった文体の指示を残しました。
「回答は何文字以内」とは書かない
上の6行に文字数が無いのは、上限が成果物まで削るからです。Claudeへの依頼には2種類あります。「これについてどう思う?」という相談と、「メール文案をくれ」「問題点を全部出して」という成果物の依頼です。上限は両方にかかるので、相談への回答と一緒に、メール文案も同じ上限で切られます。
私の設定欄には、文体の指示が9行ありました。「できる限り簡潔に」「結論を最初に書く」「言葉を削っても同じ意味が伝わるなら、まだ削れる」。それでも回答は長いままでした。書き方は縛れても、量は縛れていなかったからです。だからといって量を数字で縛ると、今度は成果物が足りなくなります。
相談には結論と理由まで出させる。成果物は削らせない
【分量】の2行は、依頼の種類ごとに分量を分けています。読む量が減るのは相談への回答だけで、成果物は減りません。読みづらさが出るのは相談への回答が長いときで、メール文案は長くても読めます。
相談への回答を「結論だけ」まで削らないのは、往復が増えるからです。骨組みだけ出させると、読んで出てきた疑問が、まだ出ていない詳細に向かいます。読む量は減っても、やりとりの回数が増えて、かえってしんどくなります。
「一度書き切ってから、清書だけを出す」で独り言を消す
【出し方】の2行は、分量とは別のものを消します。検討の途中、言い直し、迷いです。長くなるのは、Claudeが考えながら書くからです。書き出した順に並ぶので、途中の検討がそのまま残ります。だから、頭の中で一度書き切ってから清書だけを出す、と指示します。文字数はここでも入れません。
新しい会話で、相談と成果物を1つずつ投げて確かめる
貼ったら、新しい会話を開いて確かめます。開いたままの会話には、変えた設定が効かないことがあるからです。
投げるのは2つです。「〇〇についてどう思う?」という相談と、「〇〇の問題点を全部出して」という成果物の依頼です。相談への回答が数行で、成果物が全部出ていれば効いています。相談への回答が長いままなら【出し方】が効いていません。成果物が削られていたら、設定欄に文字数の上限が残っていないかを見ます。
「回答は何文字以内」と書く前に、いまの設定欄に分量の指示があるかを見てみてはいかがでしょうか。
