◯◯という虚構・落とし穴– category –
-
AIを使っても仕事が減らないのは、時間が空かないからではない。空いた時間が必ず埋まるからである
議事録は数分で仕上がるようになり、資料の下書きも調べものも、去年の半分以下の時間で終わります。それでも一日の終わりに残っている仕事の量は変わらず、去年と同じくらい忙しいままです。 よく言われる答えは、だいたい3つです。速く終わると次の仕事... -
慕われるリーダーは、自分を大きく見せていない
昨日の会議で決めたことが、今日になっても動いていない。指示は明確に出しましたし、質問も受けて期限も共有しました。それでもメンバーは、言われた範囲のことだけをやって止まっています。 慕われるリーダーになるための条件は、だいたい決まった形で語... -
経営者の承認欲求は、手放せない。だから制度に混ぜない方法を先に決める
認められたい、という気持ちが自分の中にあります。経営者がそれを持つことで出しゃばりすぎてはいけないと分かっているので、口には出しません。ただ、会議で自分の提案に反応が薄いと妙に引っかかりますし、数字が上向いても数日で足りない感覚に戻りま... -
AIの質問返しは、プロンプトを直しても止まらない。だから質問の中身で見分ける
AIに1つ頼むと、返ってきたのは答えではなく、こちらへの質問でした。答えると、また別の質問が返ってきます。3往復したところで、まだ何も手に入っていません。 よく言われる原因は、だいたい3つです。質問が曖昧すぎる。背景を伝えていない。一度に詰め... -
マイダス・システムに高値が付くのは、内容ではなく、誰も読んでいないからである
絶版になった自己啓発本の一冊に、数万円の値が付いている。書名は知っているのに、中身の説明はどこにも見当たらない。読んだという人の感想は「人生が変わった」で終わっていて、何がどう変わったのかは書かれていない。 それでも、これさえ読めれば何か... -
『ヤニねこ』がちゃんとしなきゃから解放するのは、かわいいからではなく、誰も反省しないからである
『ヤニねこ』の何が良いのか、うまく言葉にできない。タバコを吸って、唾を垂らして、安アパートを散らかしているだけの獣人たちの話なのに、読み終えると、なぜか少しだけ軽くなっている。 よく挙げられる理由は、だいたい3つです。登場人物が全員ダメな... -
AIに任せたら何がしたいのか分からなくなったのは、目的を失ったからではなく、目的を配られているからである
資料の下書きも、調べものも、要点の整理も、投げれば返ってくるようになりました。手が空きます。空いた時間で何をしようかと考えたところで、ふと止まる。自分はいったい何がしたかったのか。 よく言われるのは、任せすぎるなという話です。判断まで渡す... -
AIが一般論しか返さないのは、質問が下手だからではない。自分が何を知っているかは、自分にも見えない
仕事の相談をAIに投げるとき、業種も規模も、いま困っていることも、すでに試したことも書きました。返ってきた答えを読み始めて、3行で手が止まる。それは知っている、と思う。 よく言われる対処は、だいたい3つに絞られます。AIに役割を与えること、前提... -
生成AIのファクトチェックで見逃すのは、嘘ではなく、正しいのに自分には当てはまらない答えである
AIに調べ物を頼むと、出典のリンクを添えた答えが返ってきます。リンクを開いてみると確かにそう書いてあるので、納得してそのまま次の作業に進む。 生成AIのファクトチェックについては、方法がもうだいたい出そろっています。出典を必ず示させる、複数の... -
副業の効率化で増えるのは、収入ではなく時間である
副業にかける作業時間を、どうにかして削りたい。そう思っていろいろ試してきた方は多いのではないでしょうか。 早起きして机に向かってみる。通勤の電車で片付けてみる。同じ手順の繰り返しは、道具に任せてしまう。 よく言われる答えは、だいたいこの3つ... -
台風の後に地震が来るという話で確かめるべきは、本当かどうかではなく、どれくらいかである
台風が通り過ぎた数日後に、地震があった。ニュースを見ていて、なんとなくつながっているような気がする。石川で大雨が続いていた時期に、あの群発地震が起きていた。並べてみると、偶然にしては出来すぎている。 説明のほうも、すでに出回っています。台... -
責任の重さに潰されないのは、鈍いからではなく、退路があるからである
責任の重い仕事を任された。周りからは評価されている。それなのに、朝起きた瞬間から気が重い。判断を間違えれば人が動き、数字が変わり、誰かの立場も変わる。その重さを自分ひとりで抱えている感覚がある方は、少なくないと思います。 よく言われる対処... -
ドットコムバブルでアマゾン株は9割下がった。インターネットが正しかったのに、である
AIを使う仕事をしていると、この技術が消えていく姿は想像できません。一度使ってしまえば、使わなかった頃には戻れない。インターネットのときも、スマートフォンのときもそうでした。だからAI関連株はこのまま持ち続ければよい。そう考えている方は、多... -
社内ルールが増えすぎるのは、上司のせいではなく、助言する側が断定を避けるからである
規程集を開くと、自分が読んだことのない項目が並んでいます。いつ追加されたのか分かりません。誰が必要だと言ったのかも分かりません。それでも消せないまま、毎年少しずつ増えていきます。 よく言われる原因は、だいたい3つです。管理したがる上司がい... -
AIエージェントを社内に入れるなら、承認フローより先に、できないことを決める
AIエージェントを社内に入れることになった。便利なのは分かる。ただ、勝手にメールを送られたら困る。出してはいけない相手に資料を共有されても、やはり困る。 よく言われる答えは、だいたい一つです。取り返しのつかない操作の手前に、人が確認する画面... -
ベテランの勘は、本人に聞いても出てこない。だから、落とした案のほうを並べる
あの人にしかできない仕事がある。その人が異動する、あるいは辞める。引き継ぎのために「どうやって判断しているんですか」と聞く。返ってくるのは「経験ですかね」「見れば分かるんですよ」。 対処として挙がるのは、だいたい3つです。時間をかけて口頭... -
AIエージェントを導入しても仕事が減らないのは、性能ではなく、画面の前を離れられないからである
AIを入れれば仕事が減る。そう考えて導入した。実際、AIは速い。1時間かかっていた資料が、10分で出てくる。それでも月末に振り返ると、自分の作業時間はほとんど変わっていない。そんな状態で止まっている方は、多いのではないでしょうか。 よく言われる... -
AIエージェントのルールは、守られないことより、間違ったまま守られることが危ない
AIエージェントに書いたルールが守られない。何度書いても無視される。置き場所を変え、量を減らし、参照の仕方を工夫し、それでも駄目なら仕組みで強制する。そうやって守らせる方法を積み上げてきた方は、多いのではないでしょうか。 よく見かける答えは...
