電子ドラムV71でスマホの曲が鳴らないときは、裏のMIX INへつなぎ替える

電子ドラムの手前に見えているミニジャックへスマホをつないでも、曲は入ってきません。同じ端子に挿し直しても、スマホ側の音量を上げても、変わりません。Roland の V71 では、手前のミニジャックは PHONES です。音の出口なので、そこへ音を入れることはできません。

つなぎ方を調べると、MIX IN か AUX IN にステレオミニのケーブルで挿す、と出てきます。V71 に AUX IN という名前の端子はありません。MIX IN はありますが、付いている場所がリアパネルで、穴の大きさは6.3mmの標準サイズです。リアパネルには同じ太さの穴が26個あるので、太さでは選べません。端子の名前で MIX IN(STEREO)を探します。すぐ近くにあるマスター・アウトは出口なので、そちらへ挿しても曲は入ってきません。

買うものは2つです。両端が3.5mmステレオミニのオスになっているケーブルを1本と、その先に付ける変換プラグを1つ。挿したあとの音量は、トップパネルの[MIX IN/Bluetooth]つまみと、ヘッドホンで聴くなら[PHONES]つまみ、アンプへ出すなら[MASTER]つまみを上げます。音量が絞られる場所は2か所あるので、片方だけ上げても聞こえません。

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変換プラグは、3.5mm側がジャックになっている

店で見かける変換プラグは、3.5mm側がジャック(メス)で、6.3mm側がプラグ(オス)です。オーディオテクニカの AT3C1Sa のように「ステレオミニジャック-ステレオ標準」という名前で置いてあります。3.5mm側もオスになっている変換プラグは、探しても見つかりにくい形です。

だから、変換プラグだけを買うと、スマホと変換プラグをつなぐものがありません。両端が3.5mmステレオミニのオスになったケーブルを1本、あわせて買います。長さは、スマホを置く場所からリアパネルまで届くぶんが要ります。片端が3.5mmのオス、もう片端が6.3mmのオスになったケーブルが手に入るなら、それ1本でも足ります。

ケーブルは3極のものを選びます。3.5mmのケーブルには、マイク用の線が1本増えた4極が混ざっていて、これを挿すと右の音が正しく伝わらないことがあります。スマホの出口が USB-C しかない機種なら、スマホとケーブルのあいだに、USB-C から3.5mmへ変えるアダプターがもう1つ要ります。

モノラルの変換プラグは、右の音を通さない

変換プラグには、ステレオ用とモノラル用があります。モノラル用は、先端と、軸の根元しか信号を通しません。ステレオの信号を流し込むと、右の信号が接地に落ちます。まったく鳴らないのではなく、右へ振られた楽器だけが消えて、音が中央に寄って聞こえます。

見分けるのは、プラグの軸に入っている黒い輪の数です。2つ入っているものがステレオ用で、1つのものがモノラル用です。通販で探すときは「3極」または「ステレオ」と書かれているほうを選びます。

TD-50Xの手前にあったミニの入力は、V71で無くなった

V71 が最初の1台なら、この章は飛ばして構いません。前の機種から買い替えた人だけが引っかかる話です。TD-50X には MIX IN が2つありました。手前のフロント・パネルにあるほうには「オーディオ・プレーヤー(スマートフォン)などのオーディオ再生機器を接続します」と書かれ、裏のリアパネルにあるほうには「サンプリング・パッドなどの電子楽器に接続します」と書かれています。スマホを手前へ挿すのは、マニュアルどおりの操作でした。

V71 では、手前の MIX IN が無くなりました。MIX IN はリアパネルの1つだけになり、スマートフォンという語も、そちらの説明へ移りました。V71 のリファレンス・マニュアルは、MIX IN(STEREO)端子を「サンプリング・パッドなどの電子楽器やスマートフォンなどに接続します」と書いています。

手前に残ったミニジャックは、PHONES のほうです。前の機種では、手前にミニジャックが2つ並んでいて、片方が PHONES、片方が MIX IN でした。V71 で消えたのは入力のほうなので、残った穴に挿すと、必ず出口へ挿すことになります。

よくある疑問

Q:Bluetooth でつながるのに、有線にする意味はありますか。

A:遅れの差です。Bluetooth は音が耳に届くまでに時間がかかるので、曲に合わせて叩くとずれを感じることがあります。流しながら聴くだけなら、Bluetooth のままで足ります。有線に替えても、音量を触るつまみは同じ[MIX IN/Bluetooth]です。

Q:曲の音が大きすぎて、ドラムの音が聞こえません。

A:[MIX IN/Bluetooth]つまみを下げてください。このつまみは外から入れた音だけを動かすので、パッドを叩いた音の大きさは変わりません。曲だけが下がります。

鳴らないときは、挿す端子、プラグ、つまみの順に見る

端子を確かめないまま部品を買い替えると、合っているものを疑うことになります。

まったく入ってこないなら、挿している端子を見ます。右へ振られた楽器だけが消えているなら、変換プラグの黒い輪です。端子もプラグも合っていてまだ鳴らないなら、つまみ2か所のどちらかが絞ってあります。

叩いた音そのものが出ないときは、ここまでの3つはどれも関係ありません。MIX IN は外から来た音を足す端子なので、パッドの音は通っていないからです。曲が入ってこないのか、パッドの音が出ていないのかを先に決めておくと、触る場所が絞れます。買い足すのは、そのあとで間に合います。

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