AI最新動向
OpenAIのAPIに、正体の分からない新しいモデル「aurora-red-alpha」「aurora-green-alpha」「aurora-blue-alpha」の3つが現れる
10月18日12時13分(JST)、AI動向の論者アンドリュー・カラン氏が投稿。OpenAI自身の発表はなく、性能や用途は明らかにされていない。
発表前のモデルが、名前を伏せたままAPIで試されている可能性がある点
10月18日(米国時間)、Anthropicが公表した。株主の承認を条件に、株式の5%をこの日に拠出し、企業価値が設定した基準を50%上回るごとに取締役会の裁量で2%を追加する。基金は501(c)(3)ではなく完全子会社のLLCとし、伝統的な非営利団体への大口の寄付や「特定の人々への直接の分配」も想定する。例として労働市場への影響を挙げ、この問題にはすでに2億ドルを拠出しているが、AIの進歩の速さを考えるとより大胆な手法が要るかもしれないとした。基金が持つ株式はロビー活動や政治献金には使わない。共同創業者は創業時に保有株の80%の寄付を誓約しており、社員の約半数が株式寄付のマッチング制度に参加している。今回と合わせ、株式の約20%が公益に充てられるという。仕組みと評価額の基準は今後数カ月で公表する
経営陣への段階的な株式報酬の代わりに、会社が大きくなるほど公益への持ち分が増える仕組みにした点
マイクロソフト、英新興エヌスケールと進めていた英国のAIデータセンター計画から撤退と英紙報道 計算資源のリース契約を撤回
日経が10月19日3時48分に配信。英紙テレグラフが18日に報じたもので、マイクロソフトはAI向けのクラウドを手がける英エヌスケールと結んでいた計算資源のリース契約を撤回した。電力の接続が遅れていたという。エヌスケールが目指す新規株式公開(IPO)の計画に打撃を与えかねないとしている。マイクロソフト自身の発表は確認していない。会員限定記事のため、続きは読めていない
電力の確保の遅れが、AIデータセンターの契約そのものを覆し始めた点
Opusに、Blenderで作った室内のシーンをゲームエンジンUnreal Engine 5へ自動で移させ、歩き回れるリアルタイムの部屋にする
10月17日0時36分(JST)投稿、動画付き。使った道具はClaudeのOpus、Blender、Unreal Engine 5(UE5)。AIだけで作った室内のシーンを、OpusにBlenderからUE5へ自動で移植させたもので、ゲームエンジンへ持っていく作業はこれまで非常に大変だったが、AIを使うとすさまじく便利だったとしている。移植の手順やプロンプトは投稿に書かれていない。
静止画のCGの先に、中を歩き回れる3Dの空間までAIで作れる一方、移植の手順は公開されていない点
CodexとESP32のマイコン(Waveshare、M5Stack)で、約2万円で20万円級のレース用データロガー並みの車のCANメーターを自作
10月17日22時47分(JST)投稿、動画付き。使った道具はOpenAIのCodexと、ESP32を積んだWaveshareとM5Stackのマイコン。ソフトは自作のため表示項目もレイアウトも自由に変えられ、スマホやカメラとも連携でき、車両ごとの違いはCodexが解析するという。制作期間は長距離のドライブテストを含めて2週間で、正味1週間とCodexの3000円のプランで作れるだろうという印象を書いた。
専用機器との価格差を、汎用のマイコンとAIが書くソフトで埋められる一方、車の通信を読み取る機器の安全の確認は作る本人に残る点
OpenCode、持続的なサイバー攻撃を受けるなか、防御に使っていた最先端モデルが途中で応答を拒否 サイバー防御向けのプログラムに入って解消
10月19日0時13分(JST)、AI動向の論者アンドリュー・カラン氏が投稿。AIコーディングツールOpenCodeが持続的なサイバー攻撃を受けており、その最中に、Hugging Faceが直面したのと同じ問題に当たったという。防御に使っていた最先端モデルが、攻撃を分析するうちに安全のためのガードレールが働き、攻撃側のエージェントとの戦いを拒否し始めた。OpenCodeの開発者dax氏は「インシデントの最中に調べようとしたとき、少しいらだった。かなりやってくれた後で拒否し始めた。今はdaybreak blueへのアクセスを得たので良くなった」と書いた。ズヴィ・モウショウィッツ氏(AI論評家)は10月19日0時19分(JST)、dax氏によれば、Hugging Faceと同じく、まさにこの目的のために設計されたサイバー防御のプログラムに参加することで解決したと書いた https://x.com/TheZvi/status/2111839584011329626
悪用を防ぐための拒否が、攻撃を受けている側の防御まで止めてしまう点
有識者の受け止め
アンドリュー・カラン(AI動向の論者)、AnthropicのPublic Benefit Fundに「独自の世界規模のベーシックインカムを計画しているように聞こえる」
10月19日3時37分(JST)投稿。Anthropicの告知を引き、「私にとって最も重要な一文は『特定の人々への直接の分配』だ。彼らは自ら主導する世界規模のUBI(ユニバーサル・ベーシックインカム)を計画しているように聞こえる。Anthropicの社員の約半数もこの基金に株式を寄付している。彼らは変革的な未来を見込んでいる」と書いた
AIで仕事を失う人への手当てを、政府ではなく開発元が自ら担う構想として読む見方
イーサン・モリック(ウォートン校教授)、AIエージェントからの問い合わせの殺到に「政府と企業は、サービスを悪くするか良くするかの選択を迫られる」
10月18日8時7分(JST)投稿。「アクセスを制限していた摩擦をエージェント型AIが乗り越え、問い合わせが殺到するなかで、政府と企業は間もなく重大な選択を迫られる(グラフを見てほしい。すでに始まっている)。2つの選択肢:その結果、サービスを悪くするか、良くするか」と書いた。添付の表は、悪くする側の手法に手数料、対面での予約、アクセスの制限、デジタルの窓口の閉鎖などを、良くする側に構造化した窓口や拡張できる受付などを並べている。10月19日1時35分(JST)には、Deltaがフライトの予約で、JPMorgan ChaseとCharles Schwabが口座へのアクセスで、YelpがデータでAIエージェントを締め出しているという他者の投稿を引き、「AIがあなたの代わりにあなたのコンピュータを使える時代に、あまり堅牢な戦略には見えない」と書いた https://x.com/emollick/status/2111858791939772731
AIが客の代わりに問い合わせてくる時代に、窓口を閉じるか、受け方を作り直すかの分かれ目
イーサン・モリック(ウォートン校教授)、モデルの「知能」の差が利用を増やさなくなったとの報道に「開発者は全体の利用の小さな部分になる」
10月19日3時17分(JST)投稿。The Informationが「OpenAI、Anthropicなど主要なAIラボは、より優れたモデルが必ずしもより多くの利用を引きつけないという課題に直面している。いまの10ポイントの知能の優位は、開発者のトラフィックを20%しか増やさず、2025年末のほぼ69%から下がった」と報じた投稿を引き、「開発者は時間とともに全体のトークン利用の小さな部分になる。OpenAIとAnthropicの社内の利用統計がどちらもそう示している。そして、検証の難しい分野の長時間で価値の高い作業では、より『知能』の高いモデルの利点は非常に大きい」と書いた
性能の差が利用につながりにくい開発者向けと、性能の差が効く長時間の仕事向けとで、モデルの価値の測り方が分かれるという見方

