AIエージェントの稼働を増やしたいとき、何がボトルネックなのか?

AIエージェントは、24時間動かせます。手順書を読んで作業する形にしておけば、人が寝ている間も仕事が進みます。

それでも、AIエージェントの稼働を増やそうとすると、指示を出す人の手が間に合わなくなります。AIエージェントの稼働を増やしたいとき、何がボトルネックなのでしょうか?

目次

ボトルネックは、自分の意思決定

ボトルネックは、指示を書く量ではありません。ボトルネックは、自分の意思決定です。

指示書は、一緒に作ってくれるAIがいます。組織をまたぐ難しい仕様書を作れるAIもいます。それでも、AIエージェントが上げてくる確認と判断は、最後に自分の意思決定を通ります。AIエージェントの稼働を増やすほど、自分の意思決定の前で次の作業が待つことになります。

AIエージェントの確認と判断が、自分の意思決定に集まる図。3つのAIエージェントから確認・判断の矢印が自分の意思決定に集まり、そこがボトルネックになって次の作業が待つ。意思決定を埋めているのは、自分でなくても決められることと、同じことの繰り返し

そのため、自分の身体をどう空けるかだけを考えたくなります。整理すると、自分の意思決定を埋めているのは2つです。自分でなくても決められることと、同じことの繰り返しです。自分でなくても決められることは、手順書に「誰が決めてよいか」を書いておけば、そのメンバーのところで決まります。書いていなければ、AIエージェントは指示を出した人に確認を上げます。

同じことの繰り返しは、手順書に書いて減らす

もう1つの詰まりは、同じことを何度も言うことです。一度した判断をAIが読む手順書に書き足せば、同じ判断は自分に回ってきにくくなります。

私の手順書は、直近の5日間で70本以上が書き換えられていました。書き換えた分だけ、同じことを言う回数は減っていきます。

手順書を直す形にすると、人間のメンバーに依頼するほうが、かえってコストがかかります。自分がAIエージェントに頼めば、一気に片付けられるからです。

人間のメンバーに頼むのは、現場から聞き出すこと

では、人間のメンバーに頼む仕事は何が残るのでしょうか。人間のメンバーに頼むのは、現場の人から聞き出すこと(ヒアリング)です。

速さではAIが勝ちます。指示の誤りによるミスはあっても、ケアレスミスはありません。AIは24時間働けます。人間のメンバーに教えて任せるより、手順書を直してAIエージェントのメンバーに渡すほうが早く進みます。

高くつくのは、手順書の材料を集めるヒアリングです。現場の人が手でやっている作業を聞き出し、手順書の形にして持ってくる。人間のメンバーが受ける指示は、この仕事になります。

人間とAIエージェントのメンバーへ振り分け、自分は事業部長の位置に立つ

ここまでを、自分の意思決定に入ってくるものの振り分け方にまとめます。回ってきた確認と判断を人間とAIエージェントのメンバーへ振り分け、自分は事業部長の位置に立ちます。

回ってきた確認・判断の振り分け図。一度決めたことと同じならAIエージェントのメンバー(手順書に書き足す)、現場に聞かないと分からないなら人間のメンバー(聞き出す役。聞き出して手順書の形にし、あらためて振り分ける)、自分でなくても決められるなら人間のメンバー(決める役。手順書にそのメンバーが決めると書く)。残った意思決定だけを自分(事業部長の位置)がする。新しく何を作るか、どれから作るか

事業部長の位置に残るのは、新しいAIエージェントを作るか、どれから作るかの意思決定です。いくつもの現場から同じ要望がそろえば、それを目安に決められます。しかし、同じ要望がそろって出てくることは多くありません。1か所から上がった連絡を見て、自分が優先順位を決めるしかありません。

今日、自分に回ってきた確認を1つずつ上の図に当て、どこへ渡せるかを分けてみてはいかがでしょうか。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次