Yahoo!検索は2025年4月に生成AI検索へ変わりません。GoogleとのYahoo!検索の技術利用契約は2025年3月末が期限でしたが、2024年5月に2年延長され、Yahoo!検索は少なくとも2027年3月末までGoogleの検索技術で動きます。
しかし、ソフトバンクグループがAI検索のPerplexityに出資すると報じられ、Yahoo!検索がPerplexityに切り替わるという見方も出ました。
この記事では、契約延長の経緯、Perplexity説の根拠、Bingの位置づけ、生成AI検索の特徴を順に説明します。
契約は2027年3月末まで延長された
Yahoo!検索がGoogleの技術を使う契約は、2025年3月末が期限でしたが、2024年5月に2年延長されました。Yahoo!検索は少なくとも2027年3月末までGoogleの検索技術で動きます。
採用の始まりは2010年7月で、Yahoo! JAPANがGoogleの検索エンジンと検索連動型広告配信システムを採用すると決めました。LINEヤフーは他社への乗り換えを検討していて、候補はNaverとされていました。しかし、情報漏えいへの対策や個人データの不適切な利用への対策といった課題が解決しなかったため、乗り換えを断念したと報じられています。2027年3月末より後の扱いは、公表されたものを確認できていません。
Perplexity説の根拠は出資で、採用の発表はない
Yahoo!検索がPerplexityに替わると決まった事実は、確認できていません。ソフトバンクグループがPerplexityに出資した事実はありますが、Yahoo!検索への採用は発表されていません。
Bloombergは2024年6月、ソフトバンクのVision Fund 2が評価額30億ドルのラウンドでPerplexityに出資する予定だと報じました。同じ6月19日には、ソフトバンクが自社の携帯電話の利用者向けに、Perplexityの有料プランを1年間無料で提供し始めました。一方でソフトバンクの執行役員は、PerplexityはYahoo!検索の直接の競合ではないという趣旨を述べています。
Bingは乗り換え先の候補として報じられた
2023年には、LINEヤフーがNaverかMicrosoftの検索エンジンへの切り替えを検討していると報じられました。Bingを乗り換え先にする案はあったものの、実際に延長されたのはGoogleとの契約です。
Bingの検索結果については、2019年12月に米スタンフォード大学サイバー政策センターの研究者が調査を公表しています。12の検索語の上位50件を調べた結果、偽情報や誤情報の発信元は、Bingで少なくとも125件、Googleで13件でした。この調査は2019年のもので、現在のBingの結果を示すものではありません。
生成AI検索は答えを文章で直接返す
生成AI検索は、質問に対する答えを文章で直接返します。利用者はサイトを巡回する手間を省ける一方で、答えが正しいかを確かめる作業が残ります。
| 項目 | 従来の検索 | 生成AI検索 |
|---|---|---|
| 利用者の行動 | キーワードを入力し、複数のサイトを開いて情報を探す | 自然な文章で質問し、要約された答えを読む |
| 回答の形式 | Webサイトのリンク一覧 | 文章での要約 |
米コロンビア大学のTow Centerは2025年3月、生成AI検索8種類に、報道記事の一部から見出しや発行元などを答えさせる調査を公表しました。全体では60%を超える質問で誤答が出ています。
AI検索の答えは、出典のページを開いて確かめる
Webサイトの運営者にとっては、生成AI検索が広がると、検索結果の順位より、AIの答えの出典として引かれるかが重要になると思います。
次にAI検索で調べものをするときは、答えに付いた出典のページまで開いて、書かれている内容を確かめてみてはいかがでしょうか。





