AI最新動向
エヌビディアが出資する米Reflection AI、中国の上位モデルと競う高性能なオープンウェイトのモデルを近く公開へ Axios報道
10月4日(米国時間)配信、Axiosのブラッドリー・オルソン記者のスクープ。米国発のオープンウェイトのモデルとエヌビディアのGPUの組み合わせが、アンソロピック、OpenAI、グーグルより安い選択肢になり、中国の新興勢と米大手の双方を脅かしうるとしている。アンドリュー・カラン氏は10月5日5時37分(JST)にこれを紹介し、Reflectionは7月以降、イーロン・マスク氏のColossusの計算資源に月1億5000万ドルを払っており、Nebiusとも10億ドルの計算資源の契約を結んでいると補足した。情報筋はAxiosに、名前の出ていない米国の別の研究機関からも複数のオープンソースのモデルが今月公開予定だと語ったという https://x.com/AndrewCurran_/status/2106846163534241912
社外に出せない文書を扱う用途で、手元で動かせる米国製の公開モデルの選択肢が増えるかどうか
川崎重工、人が乗れる4脚モビリティー「CORLEO」を2035年に販売へ エヌビディアの基盤を活用
10月5日2時配信、日経ビジネスの報道。2025年の大阪・関西万博で展示した、山道や砂漠を跳ねながら走るライオンのような乗り物で、2030年のサウジアラビア・リヤド万博での採用を経て、2035年の販売開始を目指す。エヌビディアの基盤を使う
前日に報じられた国産AI基盤によるヒト型ロボットに続き、同社が人を乗せて動く機体まで販売の時期を示した点
Suno v6で作った曲をOpus 5.5に1つの指示文と一緒に渡し、12時間後に4分30秒のミュージックビデオが出来上がっていた
10月2日23時25分(JST)投稿。AI関連の発信者のミン・チョイ氏が、「Opus 5.5に1つの指示文と音楽を与えた。12時間後に起きたらこれができていた」として、4分30秒の動画を載せている。返信で、音楽はまずSuno v6で作り、それを1つの指示文でOpus 5.5に渡したら残りは全部やってくれたと説明している。指示文そのものは公開していない
音楽と1つの指示文だけで長時間任せきりにできた例。仕上がりを左右した指示文が伏せられているため、同じ品質を再現できるかは試して確かめる必要がある
Fable 5.1に1回の指示で、操作できるブルータリズム建築の街づくりゲームを作らせ、Webで公開
10月5日0時28分(JST)投稿。イーサン・モリック氏(ウォートン校教授)が「究極のブルータリスト都市ビルダーを作って。建物を、人にとって楽しく直感的な方法で細かく操作できるようにすること…」という指示文を1回だけ渡し、Fable 5.1が作ったゲームを公開した。1年余り前にGPT-5で同じことを試した自分の投稿を引用し、比べている https://brut-city.netlify.app/
同じ指示文で1年前のモデルと比べられる形で公開しており、指示文の書き出しも示されている点
Claude Codeのログを読ませて、いつ何の作業をしていたかを一目で見られるカレンダーを作る
10月3日13時29分(JST)投稿。プログラマーのtokkyo氏が、Claude Codeの作業履歴を可視化した画面の画像を載せている。続く投稿では、Claude Codeと普通にやりとりするだけで、作業の進み具合と概要がリアルタイムに表示され、課題や作業内容のタグ付けもClaudeが自動で行うと説明し、返信で「Claude Codeのログを読ませて作ったのか」との問いに「基本的にはそう」と答えている
作業ログをそのまま週報や振り返りの下書きに転用できる発想。作り方の手順やコードは公開されていない
トランプ大統領、AIを主導し続けるため連邦政府の取り組みをまとめる「スーパーインテリジェンス・フォース(SIF)」の設置を発表
10月4日(米国時間、日曜)、トランプ大統領が自身のSNSで発表した。任務は「米国が超知能で世界を主導し続けるよう連邦政府の取り組みを調整し、すべての米国人の利益を守り暮らしを良くすること」で、消費者、公益団体、宗教団体、重要インフラ事業者、超知能企業との窓口になるとする。率いるのはジェイ・クレイトン国家情報長官、アンドリュー・ファーガソン連邦取引委員会委員長、エミール・マイケル国防次官(研究・技術担当)、スコット・クーパー人事管理局長官。クレイトン氏はWSJに「先頭に立たないことのリスクは高い」と語り、金融業界でFRBやSECと作ったリスクモデルを例に、対話の中で仕組みを作り、現行法の点検と議会がとりうる措置を検討するとした。具体的な権限や監督の中身は示されていない。大統領は9月22日に人工知能(AI)を「超知能(SI)」と呼び替えるよう政府に求めており、イーロン・マスク氏は10月4日18時10分(JST)に「SpaceXは超知能企業だ」と投稿した https://x.com/elonmusk/status/2106673377658413414
関連報道:https://www.washingtonpost.com/politics/2026/10/04/trump-launches-super-intelligence-force-after-calls-ai-slowdown/
開発企業の幹部が速度を落とすよう求める中で、政府は監督より主導の確保を前面に出した組織を作った点
有識者の受け止め
サイモン・ウィリソン(開発者、Datasette作者)、「AIエージェント時代には、ほぼすべての従量課金サービスで、超えたら止まる上限を既定にすべきだ」
10月4日8時34分(JST)公開の「We’re going to need default hard budget caps on pretty much everything」。「月Xドルを超えたら止めてエラーを返す、という厳格な上限が要る。『超えたら警告メールを送る』という緩い上限では足りない」と書いた。コーディングエージェントや個人向けエージェントで、有料のAPIを呼ぶ仕組みや課金されるWebアプリを手軽に立ち上げられるようになり、寝ている間に暴走して数百〜数千ドルを使うおそれがあるとし、「ほとんどの企業と個人は、予期しない1万ドル超の請求よりエラーのほうを選ぶだろう」とした。上限は既定で有効にし、外すほうを本人の選択にすべきだという。AWSが9月16日に月の利用上限に達するとプロジェクトを止める機能を一部の顧客向けに始め、グーグル・クラウドも7月に同様の「Spend Caps」を出したことを挙げ、エージェントが上限のあるサービスを優先して勧めるようになることにも期待している
エージェントに作らせた仕組みの費用の暴走を、人の注意ではなくサービス側の既定の設定で止めるべきだという主張
ゲイリー・マーカス(認知科学者)、アンソロピックの研究者の「数年でAGI」発言に「公に賭けて自分の金をかける覚悟のある者は正確にゼロだ」
10月4日12時54分(JST)投稿。アンソロピックの研究者ショルト・ダグラス氏がポッドキャストで「AGIは今後数年で実現可能だと考えている。コンピューター上で人ができることなら何でもでき、すべての人と同等かそれ以上の能力を持つモデルだ」と語った切り抜きを引用し、「こういうことを言った著名人のうち、口先だけでなく公の賭けをして自分の金をかける覚悟のある者は正確にゼロだ。イーロン・マスクは2024年に2025年について似たことを言い、私は100万ドルの逆の賭けを持ちかけたが受けなかった。ダリオ(アモデイ)も同じ頃に似た主張をしたが、すでに誤りだと分かっている。メディアが責任を問わないから、煽る人たちは何の代償もなく煽り続ける」と書いた
研究所の内部の人による時期の予測と、外れた予測の責任を問う側の対立
ゲイリー・マーカス(認知科学者)、「AIへの建設投資が報われるには米国人がGDPの約9%をAIに使う必要がある」との試算に「AIブームが崩壊しない唯一の道は、AIがほとんどの人の仕事を奪うことだ」
10月5日4時55分(JST)投稿。資産運用アドバイザーのカート・アルトリヒター氏の「AIの建設投資が報われるには、米国人は最終的にGDPの約9%をAIサービスに使う必要がある。これは国全体の食費にほぼ匹敵する」という投稿を引用して書いた
投資の回収が、利用料の積み上げではなく人件費の置き換えでしか成り立たないという読み

