生ドラムと同じフォルムのバスドラムからコンパクトなキックパッドに替えても、音源モジュールから出るバスドラムの音は変わりません。
しかし、バスドラムは大きいほうが良く見え、小さいとチープな感じがします。生ドラムと同じフォルムの方が良いのでしょうか。
生ドラムと同じフォルムでも、音源モジュールから出るバスドラムの音は変わらない
電子ドラムのキックパッドは、踏んだことを音源モジュールに知らせる装置です。Rolandの仕様では、KD-222もKD-12も、音源モジュールとつなぐ端子は「TRIGGER OUTPUT」です。キックパッドが送るのは、踏んだタイミングと強さの信号だけで、音は音源モジュールの中で作られます。
同じ音源モジュールで鳴らす限り、KD-222からKD-12やKD-120に替えても、バスドラムの音は変わりません。
ただし、センサーの作りはキックパッドごとに違うので、同じ強さで踏んでも音の大きさが少し違うことがあります。替えたら、音源モジュールのトリガー設定(パッドの種類と感度)を新しいキックパッドに合わせます。
22インチの胴があるバスドラムは、部屋に出る音と振動が大きい
私には、KD-222の音がタイトに聞こえず、にごって聞こえていました。振動も音も大きいと感じていました。
VDrums Forumには、「バスドラムのセンサーを大きい胴で囲むと、胴が低い音もアタックの音も大きくする。中に詰め物をしても、胴の無いキックパッドより音は大きくなる」という書き込みがありました。
音源モジュールから出る音が同じなら、にごりは、22インチの胴が鳴って出る生音のせいかもしれません。
KD-12とKD-120 BKJは、KD-222より小さく、軽い
大きさと重さは、以下のとおりです。
| 比べる点 | KD-222 | KD-12 | KD-120 BKJ |
|---|---|---|---|
| 形 | 22インチの木の胴 | 12インチの枠 | 12インチの枠 |
| 打面 | 胴に張ったヘッドに付けたセンサー | KD-22と同じクッション(7.5インチ) | メッシュヘッド(張りを変えられる) |
| 大きさ(幅×奥行き×高さ) | 680×555×578mm | 478×304×493mm | 490×400×500mm |
| 重さ | 12.4kg | 7.7kg | 7.7kg |
| いま新品で買えるか | 生産終了 | 現行品 | 生産終了 |
KD-12とKD-120 BKJは、KD-222より奥行きが15〜25cm短く、4.7kg軽いです。
私はリモートハイハットを2時の方向に置きたかったのですが、KD-222が大きいことが気になっていました。今後、外でライブをするときにも、邪魔が入らないようにしたいと考えていました。
私は、強く踏んだときにバスドラムが奥へ動くことも気にしていました。KD-12とKD-120 BKJは、どちらも7.7kgで同じ重さです。
踏み心地は、ほとんど変わらない
踏み心地の差は、ビーターを少し押し込めるかどうかです。私は以前KD-120を使っていたことがあるので、KD-120の踏み心地は分かっています。VDrums Forumで22インチのKD-220を踏んだ人は、「胴の無いキックパッドより少し押し込めて、少し生ドラムに近い。でも、生のバスドラムを踏む感じとはまったく違う」と書いていました。
生ドラムと同じフォルムにしても、踏み心地はほとんど変わりません。
コンパクトなキックパッドの中でも、打面の作りで踏み心地は違います。KD-12は、最上位のKD-22と同じクッションの打面ですが、VDrums Forumには「KD-12は硬すぎた」という書き込みもありました。KD-120 BKJはメッシュヘッドなので、張りを緩めれば押し込みやすくなります。
私は最終的に、中古のKD-120 BKJを約27,000円で買った
私はKD-12とKD-120 BKJで迷い、中古のKD-120 BKJを約27,000円で買いました。KD-12は新品で6万4千円台です。
私がKD-222を最後まで捨てがたかったのは、見た目のかっこよさです。バスドラムは大きいほうがかっこよく見えます。見た目を大事にするなら、KD-222を選ぶ意味は十分にあります。
決めた理由は4つです。
- 以前使っていたことがあり、踏み心地が分かっている
- 音は変わらない
- メッシュヘッドは押し込みがきく
- 中古なら、合わなくても、買った値段に近い額で売れる
メルカリで売れたKD-120の値段は、14,000円から29,999円でした。サウンドハウスが生産終了前に売っていたKD-120 BKJの新品の値段は、47,030円です。
KD-120 BKJで音が変わらず、振動で揺れなければ、KD-222を27,000円より高く売れた時点で収支はプラスになります。
生ドラムと同じフォルムの方が良いかは、踏み心地と見た目を優先するかで決まる
音はどちらでも同じです。生ドラムと同じフォルムを選ぶ利点は、ビーターを少し押し込めることと、大きいほうが良く見えることです。コンパクトなキックパッドを選ぶ利点は、場所を取らないこと、生音と振動が小さいこと、値段です。
生ドラムと同じフォルムを選ぶかどうかは、踏み心地と見た目を場所と生音と値段より優先するかで決まります。
生ドラムと同じフォルムのバスドラムを使っていて、大きさや生音に困っているなら、いまのバスドラムとコンパクトなキックパッドを一度踏み比べてみてはいかがでしょうか。

