AI最新動向
ソフトバンクグループ、マレーシアで500億ドル(約7.8兆円)規模のAI・データセンター投資を協議 アンワル首相が孫正義氏との協議を明かす
10月25日20時18分、日経が報じた。マレーシア首相府が24日に公開したアンワル首相のスピーチ文書で、孫正義会長兼社長と20日にテレビ電話で協議し、孫氏が500億ドル相当の投資を広げる場所としてサラワク州、州都クチン、マレーシア半島を選んだと述べた。500億ドルのうちSBGからの投資は一部で、事業融資なども使って資金を集める見通し。SBGは8日、配車最大手のグラブ、マレーシアのエネルギー企業ペトロスとサラワク州でのAIインフラ開発の検討で基本合意している。SBGは日経の取材に現時点で回答していない
米欧に続き、AIの計算基盤への巨額投資の行き先が東南アジアに広がる点
Claude Code・Cursor・Codexに入れて使う、ランディングページ制作用のAIデザインスキル「ai-design-skills」が無料で公開
10月25日2時39分(JST)投稿、作ったランディングページを並べた動画つき。投稿者は、この2か月のランディングページをすべてHiggsfield、Claude、Cursorと自作のスキルで作ったと書いた。リポジトリ https://github.com/elayadesign/ai-design-skills はMITライセンス。入っているのは、聞き取り・ページ構成・申し込みにつながる文章・文字や余白などの見た目のルールまでを1つにまとめた「landing-page-design」と、静止画のデザインを動きのある紹介動画(MP4・GIF)にする「design-to-motion」。Claude Codeでは .claude/skills にリポジトリを複製して使う。紹介:テツメモ(@tetumemo)が10月25日20時15分(JST)に日本語で紹介した https://x.com/tetumemo/status/2114314782035837369
見た目と文章の型が1つのスキルに固定されるため、使う人が増えるほど似たページになりやすい点
エルビス・プレスリーの楽曲の権利者がAnthropicを提訴 274曲を無断でAIの学習に使い、Claudeが歌詞をほぼそのまま出力したと主張
10月25日11時22分(JST)、ハリウッド・リポーターがBillboardの報道として伝えた。訴えは現地時間23日(金)に起こされ、プレスリーの権利を持つオーセンティック・ブランズ・グループなどが原告。「Can’t Help Falling in Love」「Don’t Be Cruel」など274曲の侵害を主張している。訴状は、提訴を受けてAnthropicが安全策を入れた後も、Claudeが特定の曲を「現代の聴衆向けに」作り直すよう頼まれると、構成やフックをほぼそのまま再利用したと述べている。8月にはRound HillがSunoとAnthropicを訴えている。AI動向の論者アンドリュー・カラン氏が10月25日17時15分(JST)に「AnthropicはElvisに訴えられている」と投稿した https://x.com/AndrewCurran_/status/2114269544323654011
学習データの権利だけでなく、安全策を入れた後の出力そのものが侵害の証拠として争われる点
有識者の受け止め
ゲイリー・マーカス(認知科学者)、「生成AIは害が益を上回るのか。いまの状況は良くない」
10月25日4時32分(JST)、自身のニュースレターで公開。「生成AIへの否定的な論拠、つまり悪いことの台帳は、いまかなり深刻だ」として、同意のないディープフェイク、フィッシング詐欺の増加、偽情報、監視への利用、雇用への影響を挙げ、「ブラック・オクトーバー」と呼ばれる一連のハッキングにも触れた。AnthropicのCISOジェイソン・クリントン氏の「この4日間で事態はかなり悪くなったが、良くなる前にもっと悪くなる。セキュリティの責任者は、取締役会に行って今すぐ助けを求めてほしい。AIのためではなく、基本のために(約18か月持ちこたえる必要がある)」という10月23日の投稿と、それに「100%正しい。コード・レッドだ」と応じたセールスフォースのマーク・ベニオフCEOの投稿を引いた。益の側については、アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミスト、トーステン・スロック氏が「期待された効果の多くが実現していない」と論じたことを紹介した。10月26日1時33分(JST)には、経済学者ポール・クルーグマン氏の「AIバブルの崩壊は、1990年代末のITバブル崩壊よりはるかに大きなショックになる。FRBが利下げできる余地は当時より小さい」という発言を引いている https://x.com/GaryMarcus/status/2114395036959875233
セキュリティの被害と景気の両面で、生成AIの負の側が先に表に出ているという読み
イーサン・モリック(ウォートン校教授)、「AIの結果として大組織で起きているのは、会社全体を直接見られる上級管理職の役割と管理範囲の拡大だ」
10月25日21時44分(JST)投稿。「AIの結果として、大きな組織で起きていると私が見ているのは、会社全体を直接監視できる上級管理職の役割と管理範囲の拡大だ。それは会社の運営を大きく変える。また、会社の再設計に比べて実装がはるかに簡単だ」と書いた
AIで現場の情報を直接見られるようになった経営層が、中間の階層を通さずに管理する形への移行
アンドリュー・カラン(AI動向の論者)、「Opus 5.5のためにAnthropicへ移ると言う人の数は、これまで見たことがない」
10月26日1時48分(JST)投稿。OpenRouter上のAnthropicのモデルの7日平均のトークン量がOpus 5.5の公開以来3.6倍になったとするピーター・ウォーカー氏の投稿を引き、「私はどの研究所からも金を受け取っていない。そのうえで公平に言うが、この2週間、私のフィードに出てきた、Opus 5.5のためにAnthropicに移ると言う人の数は、これまで見たことがないほどだ。たとえ誰かがOpusを上回っても、AnthropicはすぐにFable 5.5を展開できる」と書いた
開発者の利用がモデル1つの出来で一社に一気に寄る動き。マーカス氏の値引き競争の読みとどちらに重みを置くか
ゲイリー・マーカス(認知科学者)、OpenAIがAnthropicの最大のコーディング顧客を取るため異例の値引きを提示したとの報道に「恒久的なマイナス利益率への競争が始まった」
10月25日22時34分(JST)投稿。OpenAIがAnthropicの最大のコーディング顧客を引き抜くために異例の値引きを提示しているとのThe Informationの報道を紹介する投稿を引き、「恒久的なマイナス利益率への競争が始まった!」と書いた。The Informationの記事本体は確認していない
利用の取り合いが値引きで行われると、提供元の採算がどこまで持つか

